表では好青年で優等生だが、裏では高圧的な態度をとる八神についてまとめていく!
八神は好青年での描写が多かったが、本表は腹黒い。
初登場
宝泉が七瀬と2年生の教室の前に現れ、龍園たちと小競り合いをした後に印象の良い感じで現れる。
宝泉の無礼を同学年である自分が謝りに来たということだった。
そんな時に偶然、中学が同じであるらしい櫛田の存在に気が付く。
(後にそれは八神が櫛田を試すための噓だったことが分かる)
櫛田もその嘘に合わせていたので、偽りの思い出の会話をする。
そこで櫛田に特別試験のパートナーの申し込みをする。
それが初めて綾小路の前に姿を現した場面だった。
1年生集会
入学直後から学年でリーダーシップを発揮していた八神は、無人島試験で上級生と有利な戦いをするために、各クラスのリーダーに招集をかける。
そこでAクラスのリーダーである石神の代理の高橋修と、Cクラスの代表の宇都宮と話を始める。
その時に、特別試験で退学になったCクラスの学力Aの波多野という生徒についての会話がなされる。
宇都宮は宝泉がやったと確信しているようだが、後に八神によっての退学だと分かる。
宝泉が現れたが、協力する姿勢を見せなかったが、八神は根気よく説得しようとする。
ここでの八神は無人島試験で1位を取ることに固執しているようだったが、その理由が気になる。
上位を取る必要はホワイトルーム生である八神にはないと思うが、もしかすると上位争いに綾小路も参戦してくると踏んでいたのかもしれない。
綾小路への表面上の警告
櫛田を経由して八神は綾小路に接触することに成功する。
櫛田と綾小路と3人でカフェにつくと、混んでいるようでボードに「達筆な字」で名字を書く。
祖父が書道の先生なので字が上手かったという説明だったが、それはほぼ嘘だろう。
綾小路に接触した理由はクラスの同じ櫛田に危害が及ぶ可能性があるので、話す気になったということだった。
この時点では意図的に櫛田に好意を抱いていることを強調している場面が多い。
そして綾小路退学特別試験についての詳細を話し始める。
話し終えた後に、綾小路が1年生で警戒すべき人物は誰かと質問する。
そして八神は
ですが相手をあえて1人だけを指名するとしたら
ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編2巻より
と気になる答えを返す。
これは誰なのだろうか?
八神は天沢を下に見ているので天沢ではない。
そして宇都宮・宝泉でもないことも八神の言動から分かる。
そこで考えられるのは、椿桜子か石神京だ。
椿のことは、無人島で櫛田の秘密を無理やり話させられたり、綾小路包囲作戦で、 戦略に驚いたりしているのでかなり可能性は高い。
そして石神のことを話している描写はほとんどないが、下に見ていることがないので可能性はあると思う。
神崎曰く、味方には優しいが敵にはとても厳しいようなので、学力Aの石神が八神の危険性を見抜いて危機を感じたのかもしれない。
八神と話した後に、綾小路はホワイトルーム生らしさを全く感じないし、それどころか相手にしたくないとすら思っている。
そのことからこの2人はかなり良い勝負をしそう。
無人島での脅迫
無人島試験の6日目に1年生の代表が集合した時のこと。
Aクラスの高橋が腹痛で席を立つとCクラスの椿・宇都宮の2人と八神だけの状況になる。
八神は椿に対して綾小路の退学に動いているかを質問する。
椿は綾小路退学試験には消極的と見せかけて、裏では動きているのではないかと八神は疑っていた。
この集まりも椿が招集したものだった。
椿は八神に対して面白い話をしようかと提案するが、それを聞くと何も保証できなくなるということだった。
だけどその面白いことを聞いたら・・・・・・何も保証できなくなるけどね
ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編3巻より
その話の後に椿も、八神こそ最も綾小路の退学に動いているのではないかと疑問を呈する。
八神はそれを見抜かれていたことを動揺しているように視線をそらしていた。
ここは、演技ではなさそうに思える。
椿が単なる生徒ではないことを感じつつ、想定以上だったことを肌で感じ取る。
ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編3巻より
という一文があるからだ。
櫛田についてのことも椿には気付かれていたようで八神にはさらに動揺が走る。
ただ櫛田への好意は演技なので、単純に水面下で行っていた関係の構築に気付かれたことへの同様だと思う。
その直後、宇都宮に拘束される。
その状況で無理やり櫛田の秘密を話させられそうになった時の
ぼくはーーー僕は櫛田先輩をただ・・・・・・
ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編3巻より
というところは迫真の演技だと思った。
ここを読んで、八神は本当に櫛田に好意を抱いていると4.5巻を読むまで騙されていた。
そのようなことがあって、八神は2人に櫛田の秘密を話すことを決心する。
結局、無理やり話させられることも八神の計算で、意図的に櫛田の秘密をばらしたと後々分かった。
櫛田の操作
綾小路を退学させるための材料の集めるために櫛田は八神の指示に従い、尾行をする。
八神は櫛田と綾小路の位置を離れたところから、タブレットでGPS反応を確認して、トランシーバーで位置を伝えていた。
その作戦はなんと無人島試験中に八神が考えたものだったことが少し驚きだった。
もっと綿密な作戦を練っていそうなものだが、案外行き当たりばったりなところが多いのかもしれないと思わせる場面だった。
綾小路包囲作戦
椿と宇都宮が綾小路包囲作戦の用意をしている場に、八神も参加していた。
八神は2度も腕時計を壊していることを疑われるがしらを切りとおす。
この2度の故障の理由は
1回目 小宮・木下を暗闇の中襲った
2回目 予備のタブレットの用意・櫛田へのトランシーバーでの指示
だろうと思われる。
八神はこの作戦のために予備のタブレットと綾小路と同じテーブルのタブレットを用意していた。
得意げに八神は語っていたが、なんと椿も綾小路と同じテーブルのタブレットを持っていた。
これにはかなり驚かされたと同時に、椿が只者ではないことが分かる。
その後の計画実行時に八神は横から口をはさむと椿にウザがられてしまう。
計画が失敗して、宇都宮が鬼頭の進行を阻止した後に、八神はトランシーバーで望み通り計画が失敗したことを伝える。
宇都宮が計画失敗のために動いていたことは意外だった。
そして宇都宮は八神にうまく使われているとここでよく分かる。
夏休みの宝探し
生徒会としての仕事の宝探しゲームの報酬確認をする仕事の交代をしに来た八神は、櫛田と一緒にいた。
刻一刻と退学させるために作戦を立てていたことは間違いないと思う。
堀北からは当たり前のことを当たり前にこなせて、コミュニケーション能力が高いと評価されている。
他の生徒会の1年生よりも優秀と思われているので、かなり表の実力も高い。
船室で天沢と
天沢を自室に呼び寝返ったのかを確認する。
そこで無人島やそれ以前の謎が解ける。
・小宮・木下を突き落としたこと
・堀北のテントに紙を仕込んだこと
・Cクラスの波多野を退学にさせたこと
天沢が自分の計画の邪魔をしないと分かると、すぐに開放して2人の会話は終わる。
自室で櫛田との密会
八神は今回の満場一致特別試験に強い関心を抱いていた。
そして試験がどのように展開されていくかの予想を櫛田に教える。
それと、1巻で中学の後輩だと口にいたことが演技だったことがここで明かされる。
ホワイトルーム停止期間に中学に入っていた可能性もこれで消えた。
櫛田の状況がどんどん悪くなっていっていることを伝え、2人を退学させると強い決意をさせる。
八神は人を自分の思いどおりにするために力でねじ伏せることが多い。
そして、八神が奇妙な行動をしていた理由は
今、綾小路先輩に気付かれることなく色々と試すのが僕のブームなんですよ
ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編5巻より
ということだった。
火遊びのし過ぎで退学
綾小路に気付いてもらうために堀北に手紙を残したり、櫛田に接触したり、Cクラスの生徒を襲ったりしていた。
それらが重なって、文化祭中に南雲・堀北・伊吹・龍園らに囲まれ、追い詰められて結果に退学してしまう。
その原因になったのが綾小路が用意した手紙だったということには驚かされた。
綾小路の前で本性を現してほしかったが、実力不足だったということだろう。
1年生
坂柳クラス
一之瀬クラス
網倉 麻子 | 安藤 紗代 | 一之瀬 帆波 |
神崎 隆二 | 小橋 夢 | 柴田 颯 |
白波 千尋 | 姫野 ユキ | 南方 こずえ |
龍園クラス
堀北クラス
綾小路 清隆 | 池 寛治 | 小野寺 かや乃 |
軽井沢 恵 | 櫛田 桔梗 | 高円寺 六助 |
(佐倉 愛理) | 佐藤 麻耶 | 篠原 さつき |
須藤 健 | 長谷部 波瑠加 | 平田 洋介 |
堀北 鈴音 | 松下 千秋 | 三宅 明人 |
幸村 輝彦 | 王 美雨 |
3年生
卒業生・教員
橘 茜 | 堀北 学 | |
真嶋 智也 | 星乃宮 知恵 | 坂上 数馬 |
茶柱 佐枝 | 司馬 克典 | 月城 |
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