【よう実】無人島での行動のためのグループ作り・各クラスの思惑が絡み合う! 2年生編2巻まとめ

引用元 ©ようこそ実力至上主義の教室へ/衣笠彰梧/トモセシュンサク/MF文庫

表紙のいかつい宝泉と、それに動じない天沢のペアがしっくりきますね(笑)

ネタバレは極力少なくしていますが、注意してください。

特別試験がない珍しい巻だったが、読みごたえは十分だった!

憎悪のホワイトルーム生

冒頭の、独白で月城から送られてきたホワイトルーム生は、教官からの言葉で、いつしか綾小路清隆に憎悪の心を抱いていた。

ここで気になるのは、1巻の冒頭に登場したホワイトルーム生と同じかどうかということだ。

違うとすれば、刺客が複数いるということになり、さらに複雑になりそう。

昔から綾小路の成績は優秀だったようで、一つ下の5期生は強い不満を抱いていたようだ。

しかし刺客の側は、自分の方が優秀と認めさせたいらしく、ホワイトルームに連れ出すことではなく、どんなことでもして、自分の強さを認めさせたいようで恐ろしい...

取れるはずのない満点のテスト

今まで、クラスの中間の成績をとってきた綾小路が、高難易度の試験で学年で唯一満点を取った。

Aクラスの坂柳や入試成績トップの一之瀬らも取れていなかったのでその動揺は大きかった。

ここでようやく綾小路が本気を出し始めるようなので、興奮が止まらない!

ただ、クラスメイトからの一時的な疑惑があったことは、今後にマイナスになりそうな予感...

クラスを円滑に進めていくために堀北が即座に、綾小路のことをかばってすぐに動揺が落ち着いた。

満点の噂が飛びまわる中、綾小路がグループと待ち合わせをしているときに、久しぶりに一之瀬との会話があった。

春休みにした二人の会話の延長で、一之瀬の方向性を決定づけることになる。 

そこで、クラスメイトを守ることを再認識してしまったことで、5巻では神崎は苦しむので良かったのか、悪かったのかは今後次第だと思う。

試験内容の発表

最初の特別試験が終わってしばらくすると、新しい試験内容が発表される。

夏休み前の7月から一学期最後の特別試験が始まる。

  • 3人までの小グループを作るある条件を満たすと、6人までのグループを作れる
  • グループは、学年内からであれば誰とでも組める
  • 1人1枚配られるカードを、使って試験を有利に進める
  • グループは学年内でしか組めないが、試験自体は全学年合同なので学年内で協力関係を構築する特殊な試験になりそうな予感。

    坂柳龍園一之瀬堀北の4クラスのリーダー協力で他学年を圧倒したら面白い展開になるだろうなと思う。

    全学年合同試験なので、林間学校以来の南雲の実力も見ることができそう。

    ここで、こんなにも大掛かりな試験をやってしまうと、今後の試験のスケールが小さく感じてしまうだろう。

    得るもの・失うもの

  • 1位のグループには300クラスポイント、100万プライベートポイント、1プロテクトポイント
  • 2位のグループには、200クラスポイント、50万プライベートポイント
  • 3位のグループには、100クラスポイント、25万プライベートポイント
  • 上位50%(1~3位を含む)には5万プライベートポイント
  • 上位70%(1~3位を含む)には1万プライベートポイント
  • 下位5グループに入っている生徒は、退学(600万プライベートポイントで救済)
  • 1位を取った生徒には、クラス全体で3年間努力しても得ることが難しいだけの報酬があるという衝撃。

    グループの人数が多ければ1プロテクトポイントの付与先が難しくなるだろう。

    2位、3位になったとしても、クラスへの恩恵はとてつもないことを見ると、2年生編で最も大きい試験な可能性も十分にある。

    上位70%に入っただけでも得をする試験というのも珍しい。 半分以上の生徒にとってはとてもいい試験だ。

    学年同士の、特に南雲率いる3年生と2年生合同チームの戦いが見たい!

    各学年の戦い方

    最も不利な1年生は、4人グループが許されたとはいえ、経験の差による不利は変わらない。

    そこで、1年生の優秀な人材を集めて上位を狙うという作戦を立てた1Bの八神拓哉によって、AからDのリーダーを集めて話し合う。

    AからCまでのクラスは、意見が一致していたが、Dクラスの宝泉によって上手くまとまらずに終わってしまう。

    2年の坂柳派は、一之瀬クラスに、協力を持ちかける。それは、一つのグループに二つのクラスの主戦力と集めるというものだ。そこに、増員カードを使って、七人グループにするというもの。

    その他にも、クラス、学年問わず優秀なグループを作るのに必死。

    今までに築いてきた関係が強く影響してくるので、1巻から読んでいる人にとっては、ワクワクだったのでは?

    自分も、クラスの同盟や総力戦が好きなので、とても楽しめたと同時に期待が高まった。

    七瀬翼

    物語終盤で、月城と二人で話す七瀬が描かれる。

    これは、七瀬がホワイトルーム生か、それとも?!

    1巻では綾小路を見る目や、質問の内容がかなり怪しかったので気になっている。

    ただ、こんなにも早くホワイトルーム生を出してしまうのか?

    分かりやすすぎて、ブラフなのでは?!と

    まとめ

    高円寺が、本気で試験に挑むと堀北との約束を結び、今までわからなかった高円寺の実力が明かされるのかが期待される!

    3年生で女子バージョンの高円寺と言われていた鬼龍院は、綾小路とどんな関係になっていくのだろうか?

    去年の堀北学よりも深い関係性になったら面白いなと思う。

    3年生の動きがあまりなかったことから、南雲と鬼龍院以外には焦点は当たらないのだろう。

    ホワイトルーム生による攻撃をしのぎながら、綾小路はどのように試験を受けていくのかが見どころになりそう。


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