【よう実】怪しい新1年生とホワイトルームの刺客の伏線 2年生編1巻まとめ

引用元 ©ようこそ実力至上主義の教室へ/衣笠彰梧/トモセシュンサク/MF文庫

1年生編11.5巻の続きの2年生編1巻について、考察をまとめていこうかと思います。

新しい巻が出たら、明かされた謎などを追加していきます。

ネタバレは極力少なくしていますが、注意してください。

憎悪のホワイトルーム生

2年生編の冒頭は新しく高育に赴任した月城理事長代行と憎悪のホワイトルーム生の会話から始まった。

ホワイトルーム生の側はほとんど口を開かず、月城にさえも思考を読ませないようにしているように感じた。

読んだ限りでは、ホワイトルーム生は1人のようだったが、すでに天沢と八神がホワイトルーム生だと発覚している。

なので必ずしもこの2人のうち1人であるということはなさそう。

天沢ならもっと口を開きそうだし、八神とも違うと感じた。

反応だけで見れば椿桜子のような印象を受ける。

始まった新生活

今までになかった、個人の総合力を数値化するOAAという制度が始まる。

ここからの戦略を立てる上で、OAAをうまく活用していく必要がありそう。

そのうち龍園あたりが思ってもみない活用法を見つけるんだろうな(笑)

前年度の、協力者であった堀北学前生徒会長が卒業し、本格的に南雲新生徒会長の体制になった。

月城が予言した通り、新入生からホワイトルーム生が入ってきて、1年生編以上に厳しい状況になった綾小路。

1年生の中にホワイトルーム生がいると言われると、すべての生徒が怪しく見えてしまう。

新しく始まったOAAという制度

生徒の実力を可視化する制度。

学内の生徒なら、いつでもスマホから確認できる。

学力、身体能力、機転思考力、社会貢献性の四項目から、総合力を出す仕組み。

学力、身体能力に比べて、機転思考力、社会貢献性は測定が困難なため、総合力への繁栄は、半分に設定されているらしい。

おそらく、成績だけではなく、学校中のカメラの映像も影響している。

この学校にプライバシーはもともと無いから仕方ないか(笑)

特別試験でグループを作るときなどに、かなりこの数値が重視されることになりそう。

佐倉が切られたように、下位の生徒は退学者を選別するときには危なくなるので、危機感を与えて生徒の能力を底上げには良い制度だと思う。

卒業時点の綾小路のOAAの数値が楽しみだ(笑)

特別試験

新学期始まって早々に発表された特別試験。

内容は以下の通り

  • 1年と2年でパートナーを組む
  • パートナーとの合計点で競う
  • 合計500点以下の2年生は退学、1年は3か月ポイント停
  • 止クラスの合計点が高い順に、クラスポイントを50,30,10,0、得る。
  • 上位5組は10万ポイント獲得
  • 上位5組に入るために、学力が高い同士が組む選択肢もあるし、不安な生徒はできるだけ学力が高い生徒と組みたいなど、各自の思惑が複雑に絡み合うことは間違いなさそう。

    一番問題なのは、2年生にだけ退学のリスクがあることだろう。

    どうしてもこのルールだと、2年生が不利になってしまうので、1年生に別の利益を提供しなくてはならなくなる。

    ただ、学年の始まりの試験ということで難易度は低く設定されている。

    試験の戦略の違い

    資金が潤沢にあり、クラスとしてのブランドもあるAクラスはポイントで優秀な人材を囲んでいく。

    龍園クラスは、ポイントを使いつつ、次回以降の試験でも使える優秀な生徒を探す戦略で戦う。

    一之瀬クラスは、クラスの強みである信頼と友情を武器に、交流会を開きコミュニケーションをとって、パートナーを結んでいく戦略をとった。

    堀北は、退学者を出さないこと、そしてポイントで争わないことを念頭に戦っていくことを決める。

    ここで、各クラスの特色が強く表れているところが面白い。

    現時点では、どこのクラスも同盟を組んでいないのでクラス間の協力がないのが、残念だった。 2年生編では新しい同盟が生まれることを期待したい。 (龍園クラスと堀北クラスの同盟とかはアツい

    綾小路退学試験

    月城、南雲から各クラス一部の生徒が集められあることが告げれれる。

    それは、ランダムに選ばれた綾小路清隆を退学させた生徒は、2000万ポイントを得るというもの。

    高校に入学にして急に生徒を退学させろと言われて、動じない今年の新入生は肝が据わりすぎてる?

    もしかすると、集まった生徒は過去に何かしらの事情がある生徒が多いのかもしれない。

    この退学試験の参加者の中にホワイトルーム生は潜んでいそう。

    宝泉の狙い

    七瀬、宝泉は、大型パートナー契約のために堀北、綾小路、須藤と交渉するためにカラオケルームに入る。

    しかし、そこでの宝泉の態度はまるで交渉する気がなく、あっけなくカラオケルームでの交渉は終わってしまう。

    だが、その後の帰り道で、人目のつかないところに5人で行き、宝泉の本当の狙いが明らかになる。

    それは、綾小路を冤罪で退学にし、自分が2000万ポイントを得るというものだ。

    宝泉は見た目に違わず、やはりかなりの乱暴者だった。(やっぱりホワイトルーム生の可能性はかなり低いと思う)

    入学早々に2000万を得ることでこれからの戦いが有利になるので、綿密に作戦を立てたのも納得できる。

    七瀬は、手こそ出さなかったが作戦には参加していたことと言動で、さらに怪しく感じた。

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    まとめ

    あまりにも、怪しい生徒が多すぎて誰がホワイトルーム生か分からなかった(笑)

    Aクラスの独走状況は変わらずDクラスの位置もそのまま。 このまま、2年生の間も独走を許せば、3年生になった時に追い越せない差になってしまうので、B,C,Dクラス合同でAクラスを潰しに行く可能性は十分にある。

    さすがに、1巻ではホワイトルーム生は明かされなかったが、怪しい生徒が複数いるため、考察がはかどりそう。

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