【よう実】2年生編7巻の感想&考察 文化祭と最上級の頭脳戦、そして意外な結末(ネタバレ解説)

引用元 ©ようこそ実力至上主義の教室へ/衣笠彰梧/トモセシュンサク/MF文庫

↓6巻の考察はこれ

長谷部の独白と過去

今巻でついに長谷部の独白が明かされた。

これまで長谷部はあまり人と関わってこなかったが、それは自身の胸へのコンプレックスや性格が原因だと思っていた。

しかし、それらだけではなかったようだ。

過去に過ちを犯し、そのことを引きずって高校では友人を作らないようにしていたようだ。

しかし、ペーパーシャッフル試験がきっかけで友人ができ、青春を過ごしていたが、満場一致試験で、それが破壊された。

そして、その元凶の堀北鈴音と綾小路清隆に復讐することを決めている。

ここで、2つのことが気になってくる。

  • 長谷部を孤立させた原因の悪いこととは?

画集についてくる1年生編Short StoriesのSS107ページ私、長谷部波瑠加は変わらないつもりが関係してきそうだと思った。

小中学校の時に、気になっている人がいたが話しかけらずに終わってしまったことを後悔していると。

そして、求めるものが高くハイスペックな人を求めてしまうとも。

これらのことが、長谷部の言う悪いことに関係してきそうだとこの時点では考えていたが、今回は明かされなかった。

櫛田が口にした、家族のことが関係しているのだろうか。

長谷部の過去はいづれ明かされてほしい。

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文化祭について

文化祭の概要が発表された。

それを細かく見ていく。

・2年生には、文化祭準備のためのプライベートポイントが1人当たり5000ポイント与えられる。
・課外活動で優秀な生徒には追加でポイントが与えられる。

・1位~4位のクラスはクラスポイント+100
・5位~8位のクラスはクラスポイント+50
・9位~12位のクラスはポイント変動なし

いつもと違うのは下位になってクラスにマイナス要因がないことだろう。

そして、堀北クラスの追加ポイント獲得者は

・堀北鈴音 生徒会役員ボーナス10000ポイント
・須藤健 部活動活躍ボーナス10000ポイント
・小野寺かや乃 部活動活躍ボーナス10000ポイント
・その他9人

ボーナスポイントの獲得数は堀北クラスが1番多かったので、有利に進めそう。

しかし、クラス人数が多い方が有利なので一之瀬クラスも少し先行しているだろう。

その他9人の内訳が気になるところ。

龍園の裏切り

前回の体育祭で協力関係を築き、文化祭も協力するはずだったが、なんと直前で破棄して、さらには堀北クラスと同じコンセプトカフェを開くということになった。

このことで学校全体の話題になり、客がこの2クラスに集中しそうだと感じて、まさにそうなった。

龍園は堀北に負けた方が勝った方に500万プライベートポイントを渡すという賭けを提案し、堀北も乗り気だった。

1年生編の体育祭を思い出させる展開だった。

しかし、すべては計画の内だったので、より興奮した!

清恵の意味深な会話について

最初にここを読んだ時は、何事かと思った 笑

椿が佐藤に脅しをかけ、それを軽井沢に相談したときのことが書かれていたと、後々に分かる。

佐藤に話しかけた人物が椿だとは思っていたが、裏の狙いまでは分かっていなかった。

軽井沢の心が自立して、もう綾小路がいなくても大丈夫そう。。

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神崎と綾小路

引用元 ©ようこそ実力至上主義の教室へ/衣笠彰梧/トモセシュンサク/MF文庫

南雲率いる3年Aクラスの大規模なお化け屋敷の偵察に行った綾小路は、神崎・一之瀬と出会う。

一之瀬は気まずいままだったので、すぐに逃げてしまい、神崎と話そうとしてもすごい敵視されていた 笑

だが、綾小路には策があったようで、神崎と姫野を人目につかないところで面会させ、神崎の思いと、姫野の心の内を語らせることに成功する。

これは、4.5巻の豪華客船での夏休みに姫野と初めて出会い、その時から考えていた策だろう。

今回の一件で、満場一致特別試験で姫野が神崎に嚙みついた理由も分かり、一之瀬クラスに新たな風が吹きそうで楽しみ。

姫野の言っていた「心当たりがある人物」とは誰のことだったのかが気になるところ。

綾小路のクラス移動について

春休みの1年生編11.5巻で一之瀬に2年生になって何をすべきかを聞かれたときに

その1年間、どこまでもクラスメイトと共に突き進んでみるんだ。

ようこそ実力至上主義の教室へ1年生編11.5巻より

と返していた。

そして、1年後の今日(つまり2年生の春休み)に会おうと約束していたことから、クラス移動は3年生からの予定だったはずだが、今回の

崩壊に向けてのカウントダウンがこちらの予想よりも早く進んでしまっている

ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編7巻より

という発言から冬休み~3学期中に移籍する可能性が高くなった。

7.5巻は修学旅行なのだろうか、それとも普通の冬休みなのだろうか?

となると、堀北クラスでの特別試験は今回が最後だったのかもしれない。

朝比奈と南雲

綾小路が偵察のために3Aのお化け屋敷を回っているところで、朝比奈と遭遇し、保健室に付き添う場面があったが、そこでの会話で綾小路は南雲と接触を決意したようだった。

南雲がこれまで勝ち続けてきたことを対戦相手に恵まれたからと表現していた。

南雲が1学年下にいたとしたら、対戦相手は坂柳・龍園・高円寺そして綾小路などの猛者がおり、互角にもなっていなかっただろう。

その学年なら中堅くらいのポジションだったことも十分に考えられる。

これまで朝比奈は、対南雲への情報提供係なのだと思っていたが、南雲と綾小路が協力をしていたのでただの可愛い先輩なのかな。

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南雲との勝負の交渉

これまで南雲興味を示してこなかった綾小路が、朝比奈との会話から南雲に勝負の話を持ち掛けることに。

その内容は明かされなかったが、2年生を巻き込むことになる様子。

その前に、今回綾小路が南雲にお願いしたことは

1 3年生の情報網を利用しての櫛田と長谷部の捜索

2 生徒会室で機嫌の悪い演技をしてもらい、堀北が直接ラブレターを渡しにくい状況を作る

3 午後3時過ぎに八神がいるであろう生徒会室へ出向く

特に1は堀北クラスにとても良い状況を作り出した効果が大きかった。

2と3は、八神が黒ならばかかる仕掛けとして機能し、結果八神ははまってしまう。

憎悪のホワイトルーム生がここまであっさりやられてしまうとは、想像していなかった。

そして、協力してくれた場合の勝負の内容を綾小路は

既に南雲生徒会長にも状況は見えているはずです。日々傍で彼女のことは観察していますよね。だったら詳細を把握していないはずがない

ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編7巻より

と南雲に対しいて告げる。

ここで言う彼女とは一之瀬のことだろう。

そして、その後のやり取りを見ると綾小路に仕掛けないと言っておきながら、一之瀬とその周辺の人間に被害を出して、綾小路を動かそうとしていたことが分かる。

ここまでの流れで、南雲と綾小路の勝負に一之瀬が深くかかわることが予想できる。

これまで南雲は一之瀬に自分の生徒会運営を長く見せてきた。

それは、堀北学が作り上げてきたものとは違う形での物。

一之瀬は、堀北が入る前は2学年唯一の生徒会役員だったが、堀北が入ったことで生徒会長に確実になれる状況ではなくなった。

堀北、一之瀬はともに生徒会長になりたいと思っている描写があるので、勝負をするならば、「生徒会長選挙」が有力なのではないだろうか?

南雲 → 一之瀬を推薦

綾小路 → 堀北を推薦

勝敗はシンプルに生徒会長にした方だろう。

そして、綾小路は移籍のための2000万プライベートポイントが必要なので、勝利条件としてその条件を加えることもあるだろう。

南雲の卒業が近づいているので、3学期の初めに行われそう。

文化祭の準備

堀北が櫛田のことを信頼しているのかと聞かれて、即決したことには理由があったようだ。

まさか放課後に2人で練習していたなんて、櫛田もかなり変わった。

そして、久しぶりのイラストでの登場のひよりが可愛かった!

恥ずかしそうに口元を隠して、彼女ができた綾小路に遠慮していることと、接客や給仕が上手くできない不器用なところも良かった。

やはりひよりは不思議な立ち位置にいる。

綾小路の射的と石崎

引用元 ©ようこそ実力至上主義の教室へ/衣笠彰梧/トモセシュンサク/MF文庫

口絵が公開されて、射的をすることは分かっていたが、まさか上手くできないとは意外だった 笑

てっきり「海外で銃の訓練を受けていた」とか言い出すのかと思っていた。

計算をしているようだったが、上手く当たらず軽井沢にからかわれているところは、まさに文化祭!ってかんじ。

石崎の変な飲み物への2人の反応も面白かった。

綾小路と龍園の誕生日会が開催されるのかと思っていたが、あっさりできなかったことが判明し、少し残念だ。

小野寺が須藤に好意を持っていることを、興味本位に告げる綾小路から、1年生編からの変化を感じる。

櫛田と八神の会話

満場一致試験では八神の話を真に受けて、思い切った行動に出た櫛田だったが、綾小路に看破されて作戦は失敗に終わった。

そして、堀北に懐柔されてクラスへの協力を始めている。

そんな時に八神が接触して、満場一致特別試験で何が起きたのかを確認していたが櫛田は情報を渡さなかったので、今後裏切ることはなさそう。

八神にとってはあまり意味のある接触だったとは思えない。

文化祭で綾小路に接触した人物

この文化祭でホワイトルーム側からの接触がなければ

それは単なる怠慢などではなく

ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編7巻より

と、綾小路は考えていた。

正午になるまで目立った接触はなかったが、そこで気配のない人物から手紙が渡される。

迎えに来た。どうするかは自分自身で決めろ。正門で待つ

ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編7巻より

となんだか不可思議な内容。

まるで連れ戻す気はないと言っているような手紙。

これらのことから、ホワイトルーム側は高育での綾小路の成長もしくは変化を期待しているのではないだろうか。

ではなぜ綾小路父は、わざわざ高育に来てまで脅しをかけてきたのだろうか。

綾小路父とホワイトルーム側の思惑が違うと考えるのが自然だろう。

綾小路父は自分のもとに置いておきたいと思ったが、ホワイトルーム側は最高傑作である綾小路が外の世界でどこまで通用し、どんな成長をするのかを知りたがっていそうだ。

とすれば、卒業後はホワイトルームの指導教官になるという話自体も怪しくなってくる。

綾小路がこの紙を食べたところで笑ってしまった!

櫛田の実力と天沢

堀北クラスのメイド喫茶が繁盛しすぎて長蛇の列ができていて、列から客が離れようとしているところの櫛田の活躍と、そのイラストは印象的だった。

今までクラスメイト達を欺いてきた笑顔と仕草で、客を引き留めに自分から行動したことは、クラスの大きな変化だった。

しかしその櫛田が、途中で天沢に呼び出されクラスから姿を消してしまう。

人影のないところで天沢と話している櫛田の前に綾小路が現れ、天沢の暴挙を止めたのはかっこよかった。

そのことに素直に礼を言う櫛田というのも新鮮だった。

天沢が櫛田を呼び出した理由は明かされていないが、八神と自分のことを黙っておけとくぎを刺すためだったのだろう。

長谷部と櫛田と綾小路

長谷部と三宅が文化祭後に退学することを防ぐために綾小路は策を打っていたようだが、その中で

予期しないトラブルでもあったのか、切り札は到着せず、だな

ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編7巻より

ここが気になった。

今回使ったのは佐倉が買っていたメイド服と、雫のSNSアカウントを見せることだったため、切り札とは何だったのかは気になるところ。

通知はまだ来ていない到着せずから読み取れることはなんだろうか。

何かの荷物だろうが詳細は分からない。

その場に、櫛田が現れ綾小路と重ね合わせたようなことを長谷部に対して言う。

その時に

やっぱり家族と重ね合わせてるの?

ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編7巻より

と意味深な発言をする。

長谷部の独白とつなげて考えると、過去に長谷部は家族に対して悪いことをした、ということだろうか。

明かされるのは、次巻あたりかな。

茶柱先生のメイド服

引用元 ©ようこそ実力至上主義の教室へ/衣笠彰梧/トモセシュンサク/MF文庫

綾小路は以前から考えていた最終手段を実行する。

学校側の裏ルールを活用して、プライベートポイントを支払って教師をクラスの出し物するとは、綾小路以外は思いついていないようだった。

裏ルールの存在を教師が確認する場面は初だったし、教師がすべて把握していないことも分かった。

なんと茶柱先生にメイド服を着せて、クラスで公開するというもの!

口絵で分かっていたことだが、あそこまで茶柱先生を使い倒すとは思っていなかった 笑

そして、仕事を与えるわけでもなく、ただ立たせていることも面白かった。

今回の茶柱先生は過去一可愛かった!

メイド喫茶終盤

茶柱先生の人気がとどまることを知らず、どんどん客が増えている中で、綾小路と櫛田の会話がある。

櫛田が綾小路に茶柱先生を使う戦略をいつ考えたのかを聞くタイミングで

綾小路くんのすごさを改めて実感した。敵に回すととんでもなく厄介だね

ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編7巻より

1年生編の後半で同じようなニュアンスのことを言っていたが、今回の意味は似て非なるものだと思う。

綾小路のことを味方として受け入れた言葉として、かなり響いた。

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堀北と八神の生徒会での一件

無人島で堀北のテントに手紙を差し出した相手の文字が、八神によく似ていることを確認するために生徒会室に足を運ぶ。

そしてその場に八神が現れる。

八神がここに登場した理由は、綾小路の用意したラブレターを深読みしすぎたためだったが、この段階では不可思議な出来事だった。

生徒会室に八神が入ろうとすると、伊吹が八神を取り押さえる場面があるが、そのイラストの八神の目がホワイトルーム生らしい。

そして、和服の伊吹と表情のギャップが好き!

ここまでされても八神が反撃しないのは、これまで優等生を演じてきた我慢強さの現れだろうか。

そして、南雲が予期せぬ登場をしてかなり混乱した。

綾小路の根回しで、南雲が八神を疑い、それに乗るように堀北もついさっき起こったことを説明する。

南雲に向けたラブレターを八神が見て、アナグラムと勘違いするというのは、綾小路に遠く及ばないなと感じた。

どんどん八神が1人で深読みをし、勘違いをして話を進めていくところは、綾小路に認めてほしいと思うばかり、様々なことに頭を突っ込んできたつけだと思う。

その後に生徒会室に龍園が現れる。

無人島で小宮・木下にけがを負わせた相手を綾小路に教えられたようだった。

無人島で八神は2度も腕時計を壊しており、小宮・木下の事件が起こったタイミングでGPS反応が消えていたことが教師から明かされる。

そしてさらに天沢もその場に登場する。

櫛田を呼び出したときに綾小路に言われたとおりに生徒会の前にいたのだろう。

乱心している八神を止めようとしていたが、幼馴染である天沢に対しても容赦のない態度だった。

天沢になだめられている時に

そんなことはない! 先生たちが待ってるんだ! 僕は、僕は一番になるんだ!

ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編7巻より

と急に幼い子供のような発言をする。

ホワイトルームの先生ということだろうが、八神がここまで幼いとは思っていなかった。

ホワイトルーム生は綾小路のように、精神年齢が高く落ち着いているわけではないのかもしれない。

そして天沢は

井の中の蛙大海を知らず。その一説の通りだったんだってね

ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編7巻より

と言い残す。

この言葉は、11.5巻で綾小路が月城に対しては口にした

井の中の蛙大海を知らず、されど空の青さを知る

ようこそ実力至上主義の教室へ1年生編11.5巻より

という言葉を思い出させる。

ここで天沢も綾小路と同じ思考に至ったのだろう。

となると八神は天沢よりも劣っていることになるのかな。

最後に無表情の大人が5人生徒会室に入ってきて、そのことに八神はとても動揺しているようだった。

ホワイトルーム関係者であることは間違いないが、強さは月城・司馬と同じくらいだと思われる。

綾小路ですら2人相手に苦戦したのに、八神にそのレベルを5人は厳しいだろう。

綾小路に紙を渡してきた一味で、綾小路が紙に書かれた電話番号に連絡し、生徒会室へ向かわせたのだろう。

綾小路を連れ帰るつもりが、八神を連れて帰ることになるとは 笑

文化祭の結果

堀北クラスは今回の文化祭でも1位ということで、勢いが止まらない。

そして、2年生では3クラスが100クラスポイントを獲得したが、一之瀬クラスだけは50クラスポイントしか獲得できていないので、どんどんと差が開いていくことが分かる。

坂柳が宝泉とどんな取引をしたのか、そしてその2クラスにいつ接点ができたのかは気になる。

結果発表後に龍園の裏切りも含めて協力のうちだったことが分かり、少しうれしかった。

堀北クラスと龍園クラスの協力関係は続いてほしい!

堀北が聞こうとしていた

今日の文化祭。その裏で起きていた重大な事件。……あなたは

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この答えを綾小路の口からききたかった。

次巻では堀北がこのことを聞く展開から始まることを期待しよう。

南雲との電話の内容で今回綾小路がしか事が明かされたが、そのどれもが小さなものばかりだった。

電話一本で退学の危機を回避した1年生編10巻の強制退学試験に近いものを感じた。

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電話の主の正体

綾小路と堀北がいい話をしているところに、椿からの電話がかかってくる。

椿が佐藤を脅して、綾小路に相談し、その元凶を八神だと思わせようとしていたことが明かされる。

ホワイトルーム生かと思っていたが、そうではなく裏にいたのは綾小路に電話をかけ、部屋に警告に来た人物だった。

その人物は現時点では明かされていないが、ほぼ石神京で確定だろう。

椿桜子の正体

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佐藤に接触していたのが椿だと分かったが、電話の人物の指示に従っていたので、椿の狙いは分からないまま。

表向きは、宇都宮と共に自分のクラスの生徒を退学させた八神に復讐することだったが、綾小路の出方を観察しているとも取れた。

今は一般生徒のフリをして宇都宮と行動している感じだ。

とはいっても、入学当初に綾小路とペアを組んで退学にさせようとしたり、無人島で1年生を使って綾小路を追い詰めようとしたことは謎のままなので、椿の正体は分からない。

だが、綾小路を観察している描写が多くあるため、ホワイトルームの6期生(八神・天沢の一つ下)の可能性が高いのではと思われる。

まとめ

今回の綾小路のクラスへの協力の仕方は以前とは大きく異なり、全面的な協力だったので変化を感じた。

そして、1人でやろうとはせず堀北と足並みをそろえていたので、名コンビという感じがした。

茶柱先生のメイド服と、紙を食べるところが印象に残った 笑

勢いのついた堀北クラスには綾小路は必須の存在ではなくなってきているので、クラス移籍はそろそろだろう。

前回までとは異なり、南雲の印象がかなり良くなった巻だった。

南雲の協力を得る代わりに勝負をするという、その内容が今から気になる。

綾小路・鬼龍院 VS 南雲という構図を想像していただけに意外な展開になってきた。

これはこれで面白そうだと思う。

そしてその鬼龍院の登場が全くなかったことは残念だった。

当初は強敵かと思われていた憎悪のホワイトルーム生が八神で、そこまでの強さがなかったことは少し意外だった。

1年生編の後半と、2年生編の前半のホワイトルーム編はこれで綺麗に終了ということだろう。

これまで、もやもやしていた部分が解決されてすっきりしたと同時に、2年生編の前半を締めくくる巻に相応しい内容だった思う。

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