【よう実】クラスの総合力が試される最終試験!坂柳と綾小路  1年生編11巻まとめ

引用元 ©ようこそ実力至上主義の教室へ/衣笠彰梧/トモセシュンサク/MF文庫

1年生編を締めくくるのにふさわしい最終試験!

今まで先延ばしにされてきた綾小路 VS 坂柳がついに実現する!!

坂柳が負けると、約束どうり退学してしまうためにハラハラドキドキだ。

闇落ちした平田がどうなるかも見どころの一つだ。

特別試験のゆくえ

各クラスの裏工作や個人の行動など見どころがあるが、まずは特別試験全体を見ていこうと思う。

1年最後となる特別試験には「選抜種目試験」。

各クラス10種類の種目とルールを生徒たちが決めるというもの。

各クラスが考えた10種類の種目のうち、種目として採用するのは5種目のみだ。

つまり、種目は敵クラスの分析などを踏まえて慎重に選ぶ必要がある。

クラスが団結して挑むタイプの特別試験は、やはり一之瀬クラスが強くなりそうだ。 Dクラスはまとまってきたとはいえ、未だに4クラスの中では団結力が最も欠けているので、少し心配だ。

特別試験前に、あらかじめ対戦するクラスと各クラスが用意した種目は生徒全員に公開されるので作戦を立てることが可能。

試験日までには数日間の準備期間が設けられているため対策することができる。

これらのルールから、試験前から情報戦が始まっているのだ。

情報戦がメインのよう実にぴったりの試験だと、個人的に感じた。 情報をうまく使った頭脳戦は船上試験以来なので、久々に綾小路の頭の良さが全面的に発揮されていた。


Dクラスの司令塔

目立つことを嫌う綾小路だったが、プロテクトポイントを持つことでクラス内での疑いが強まったため、自ら名乗り出た。

司令塔は、クラス内の生徒たちに指示を出す役目だ。

綾小路が司令塔をやるとなった時に、喜んだのは実力を知っている堀北と茶柱くらいだろう笑

綾小路の実力を知らないクラスメイトは、坂柳にはかなわないと思われていた。

堀北がやるべきという意見もあったが、司令塔は退学になるということで、他に名乗り出る生徒はいなかった。

個人的に司令塔に向いていると思うキャラ

  • 平田洋介
  • 綾小路清隆
  • 高円寺六助
  • 堀北鈴音
  • 櫛田桔梗

Dクラスで司令塔を務めるならば、この5人が実力的には申し分ないと思われる。(高円寺は協調性がないけど笑)

目立つことが苦手な綾小路の行動としては意外だったが、大勢を指揮する頭脳戦なので、隠してきた実力の発揮を期待してしまった。

ついに、綾小路と坂柳の戦いの舞台が整った。

司令塔同士の戦い

司令塔によるくじ引きで対戦クラスを決める。

綾小路は、根回しをしてAクラスと対戦を決めることに成功する。

その根回しも、1年間の間に綾小路が作ってきた信頼の成果と言えそう!

当初は、負けが確定した試験だと思われていたが、始まってみれば一進一退の攻防を繰り広げた。

試験が始まるまではどのようにDクラスが戦っていくかが心配だったが、学力による戦いをできるだけ避けていたので、作戦を立てた堀北はさすがだと感じた。

最終種目

ここで勝敗が決まるというところで、選ばれた種目はチェス。

チェスが選ばれた理由も、二人の関係性を物語っていたので坂柳の思いの強さがよくわかった。

とはいっても、最初にプレイとするのは橋本と堀北だ。

堀北は、1週間しか練習していなかったにもかかわらず、橋本を押していったのは、ポテンシャルの高さ故だろう。

しかし、坂柳に代わった途端に押され始めていく。

ついに、綾小路も変わると、坂柳とは一進一退の攻防を繰り広げる。

二人の会話が、弾む中で二人の戦いは激化していく。

試験の結果

月城という綾小路の父親側からの送り込まれた理事長代理によって二人の戦いは邪魔されてしまう。

月城の言葉を聞く前は、ついに綾小路が敗北したか?!と驚いていたが、チェスでの最後の一手が偽りだと分かり、複雑な気持ちになった。 やはり綾小路は最強だったが、一度くらいは負けてほしいと思ってしまう。

結果が捻じ曲げられたが、結果的に坂柳の勝利に終わる。

まとめ

1年生の締めということもあり、今までのキャラが多く登場していたため、個人的には、一番盛り上がった巻だと思う。

坂柳と図書館でチェスをする場面がエモかった。

さらにエモかったのは、最後の挿絵で夕日に照らされながら二人で話しながら帰るところだ。

いつもは、隙を見せない坂柳も綾小路の前ではいつもと違う面を見せていたことがとてもよかった。

これからの、二人の絡みが見たい!

コメント

タイトルとURLをコピーしました