2年生編に入り、月城の予告通りホワイトルーム生が高度育成高等学校に送り込まれ、学校は一層騒がしくなる。
堀北クラスの生徒や他クラスのリーダーたちの成長も見どころ。
1巻・新入生とペアで挑む特別試験

一時期はCクラスに浮上した堀北クラスだったが、1年生最終特別試験で坂柳に敗北し、再びDクラスに。
新生徒会長の南雲により生徒の能力を数値化したOAAが導入される。
特徴的な新入生が多く登場するが、綾小路はその中に潜むホワイトルーム生を見つけられないでいた。
そんな状況で、1年生とペアを組んで挑む特別試験が始まる。
堀北は1年Dクラスと多くのペアを作ろうとして宝泉と交渉するが、宝泉の暴力の前に圧倒されてしまう。
あの須藤も歯が立たなかったが、綾小路は宝泉の目的を見破り、交渉は上手くいき、綾小路自身は宝泉とペアを組むことで試験を切り抜ける。
ただ、最終的にホワイトルーム生が誰かは分からなかった。
2巻・無人島特別試験のためのグループ作り

前回の試験で綾小路と賭けをして負けた堀北は、南雲率いる生徒会に所属することになる、
これまで実力を隠していた綾小路は、クラスの内外から怪しまれてしまうが、堀北のサポートにより難をしのぐ。
だが、他クラスのリーダー格から警戒され、神崎や葛城も綾小路に一目置くようになる。
そして次の特別試験の無人島サバイバルの概要が説明され、学年内でのグループ作りが始まる。
途中でからんできた椿桜子がなんとも怪しかった。
彼女は果たして何者なのだろうか?
3巻・第2次無人島試験が開幕!

無人島サバイバル試験が始まり、綾小路はグループを組んでいないので一人で行動する。
そんな時、入学当初にひと悶着あった七瀬翼が綾小路と行動したいと申し出る。
序盤は綾小路についていくだけだったが、試験が1週間が過ぎるところで本当の目的を明かす。
そして、綾小路の退学を狙い武力制圧を目指すが、完敗してしまう。
自分の綾小路への恨みが、逆恨みだったと気づき、綾小路の本当の味方になる。
これを機に七瀬の行動が大きく変わる。
4巻・綾小路に迫るホワイトルーム側の影

無人島試験の後半戦が展開され、1年生の攻撃が開始される。
綾小路は坂柳に協力を求めて、坂柳は自分との勝負をすることを条件に承諾する。
1年生の椿・宇都宮・八神は綾小路を包囲する作戦を展開し、妨害をするが坂柳が用意した2年生たちによって阻止される。
それをしのいだ綾小路だったが、不自然な指定エリアが選択され、その場には月城と司馬がいた。
いくら綾小路でもその2人を相手にするのは厳しく、ピンチの時に3年生の鬼龍院楓花が現れ、司馬の相手をすることになる。
そこの鬼龍院の登場の仕方がとにかくかっこいい!
この巻は初めて綾小路が他人の協力を得た特別な巻だったように思う。
4.5巻・豪華客船での楽しいひと時

2週間にもわたる無人島試験が終了し、豪華客船での生活が始まる。
龍園は小宮を襲った犯人を捜すところで、七瀬と部分的な協力をするという意外な展開に。
綾小路に思いをはせる佐藤は、宝探しゲームでペアを組むことになる。
そのゲームで得たポイントを櫛田に譲渡するときに、綾小路は怪しい行動を見せる。 それをした理由は5巻で明かされる。
南雲が綾小路に対し不穏なことを行っているような素振りを見せ、桐山が綾小路に警告する。
5巻・壮絶な終わり方な満場一致特別試験

茶柱が学生時代にトラウマになった原因の「満場一致特別試験」が始まる
クラスごとの描写が書かれており、一之瀬クラスでは神崎がこれまでにない行動に出て、龍園クラスでは不穏分子のあぶり出しと説得を行った。
堀北クラスは4問目までは順調に進んでいたが、5問目の退学者を出すか否かという問題で1人の賛成が出てしまい、その状況が続く。
綾小路は櫛田のこれまでの裏切りをクラス内で公言し、櫛田の本性を引き出すことに成功する。
しかし、あと一歩で櫛田の退学という時に、堀北が待ったをかけ、堀北の真意を察した綾小路は同じグループの佐倉を退学に追い込む。
6巻・クラスが一歩前進した体育祭

満場一致特別試験の影響でクラスには亀裂が入り、櫛田、長谷部、王の3人が学校を休む。
綾小路は王をうまく説得し、長谷部も何とか学校に登校するが、櫛田はなかなか学校に姿を見せない。
悩む堀北に茶柱は優しくアドバイスをし、そのアドバイスから伊吹を誘って櫛田の部屋に行くことを思いつく。
結果的に伊吹を交えて話すことで本音で話し合えて、櫛田の思いを変えることに成功する。
櫛田の件は片付いたが、長谷部の問題は依然解決していない。
そんなことで体育祭が始まり、須藤・小野寺を中心に堀北クラスは見事に勝利をする。
そんな体育祭の裏で綾小路と坂柳は怪しげな密会をして、そんなところに怪しい影が忍び寄る。
7巻・これまでの謎が解決された文化祭

体育祭からクラスに協力し始めた櫛田の活躍が目覚ましい巻だった。
前半ではクラスに協力する素振りを見せていなかったが、客をつなぎとめるために尽力していた時の挿絵がとってもよかった!
前巻から長谷部の復讐問題が続き、佐倉の用意したメイド服とSNSアカウントなどを使って懐柔するところで、クラスの問題は解決するが、綾小路グループの終了も意味するので少し悲しかった。
文化祭の準備で様々な伏線が張られて、文化祭の終了直前に2年生編前半にまかれた謎が明かされて、ホワイトルーム編の終了の巻だったと思う。
これまで良いところがなかった南雲の印象がとてもよくなった 笑
まさか、1つのラブレターで退学者が出るなんて想像できなかったし、自分は手を出さずに処理してしまう綾小路がかっこいい!
椿とその裏にいる人物の正体は持ち越しだったので、そこが気になるところ。
8巻・登場の少なかったキャラにスポットが当たった8巻

特別試験のない修学旅行の行われた巻だったので、いつもよりほのぼのしていた。
綾小路と龍園が同じグループなこともアツいが、そこに櫛田やこれまで謎の多かった鬼頭・山村もいたので、キャラの内面がピックアップされていた。
龍園と鬼頭が枕投げをするシーンや喧嘩をするシーンが面白かった!
そして、恋愛面にも大きな進展が!
須藤が堀北に告白し、櫛田が綾小路のことを意識し始め、一之瀬とはなんだか怪しい関係に。
軽井沢の存在感が薄かった。
1年生で1番なぞの多かった石上の正体が分かり、神崎と坂柳の関係も分かったことは、物語の大きな変化を感じた。
個人的には山村が普通の女の子で、みんなと話したり遊びたいと思っていることが可愛いと思った 笑
コメント