待ちに待った、ようこそ実力至上主義の教室への10巻!
前巻のラストで、坂柳VS綾小路への期待が高まっていたが、次巻に持ち越しになってしまった。
これまでで、一番重い内容になっていた...
臨時特別試験
例年ならば、特別試験は残り一つであったが、今年はまだ退学者が出ていないため、急遽もう一つ試験が追加された。
その内容はなんと
クラス内投票で最下位になった生徒は強制退学
あまりにも理不尽すぎる...
ルールは
賞賛票、批判票が各自に3票ずつ与えられ、クラス内で投票する試験
ととてもシンプルだ。
つまり、クラス内で最も必要とされていない生徒が退学になる。
いくら努力しても、必ず一人は退学するという抜け道のない試験だ。
ただ一つ、2000万ポイントの支払いという例外を除いて。
後に登場する月城理事長代行が来なければ、このような理不尽な試験はなかっただろう。
今まで退学者が出ないのは退屈だったが、いざ出てみると寂しい気持ちが出てきた。
ただ、主要キャラではなくモブキャラだけだったので思い入れはそこまでなかった。
これから、平田などの主要キャラが退学してしまったら、とてつもない喪失感が襲ってきそう。
堀北の主役力
今巻では、久しぶりに堀北視点の章があった。
第2の主人公として、これからの活躍を暗示しているとも取れた。
孤独を貫いていた堀北が、クラスを円滑に進められるように行動していた。
グループ意識が育ってきた堀北クラスは、これから一之瀬クラスのようにみんなの意見を取り入れ、大切にするクラスになりそうだと感じた。
まだまだクラスのリーダーとしては未熟だったが、自分から行動したところはかっこよかった。
これからクラスの先頭に立ってクラスをコントロールしてほしい。
今までまともに話せていなかった憧れの兄ともきちんと話し合うことができたところが、大きな成長だと思う。
まとめ
今回は、重めの内容だったが、読み終わった後にとてもすっきりした。
今までの巻で一之瀬が可愛いのは分かっていたことだが、今巻でさらに乙女な面が多くみられ、さらに好きになってしまった。
綾小路の部屋に来た一之瀬がとにかく可愛い!!
個人的には、綾小路と一之瀬がくっついてほしいと思ってしまった。
南雲は、関わってきてほしくない(笑)
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