【よう実】物語の始まり 1年生編1巻まとめ

引用元 ©ようこそ実力至上主義の教室へ/衣笠彰梧/トモセシュンサク/MF文庫

始まりは、平等とは?という大きな問題を問いかけるところから始まる。

この問題を綾小路は卒業までに解くことができるのだろうか。

再度この問題が登場するのは2年生編1巻だったので、物語とはあまり関係がないのかもしれない。

綾小路清隆は高校生活に不慣れで友人との付き合いがあまりうまくいっていなかった。

高校では隣にいるツンデレな堀北鈴音と友人ではないがよく行動を共にする。

学校は全寮制で卒業までの3年間外出が禁止。学外に連絡をすることも出来ない。

学校内には充実した施設があり、毎月支給されるポイントで買い物ができるSシステムがある。

Dクラスの生徒たちは学校から支給されるポイントを使ってやりたい放題をしてしまう。

そして、Dクラスの清隆はクラス全体の不始末で2ヶ月でポイント支給がなくなる。

学校は成績や生活態度などが査定対象で、ポイントは将来に影響するのでとても重要。

清隆は堀北の家来のようになりポイントを増やしてAクラスに行くために尽力する。

キャラクターの魅力がすごい!

引用元 © 衣笠彰梧・KADOKAWA刊/ようこそ実力至上主義の教室へ製作委員会

登場するキャラはみんな魅力的でかなりいい!

ツンデレヒロインの堀北鈴音が可愛いし、綾小路を雑に使うところもいい。

綾小路やほかの生徒の前では威圧的な態度を取ったり、冷たくしたりするが、3年生にいる兄には羨望のまなざしを向けており、態度が柔らかくなる。

孤高にクラスに存在していたが、1人だけではこの学校で勝てないことを気付き始める。

「あの時はごめんなさい」という堀北の素直な謝罪から、堀北が変わっていく様子が描かれている。

綾小路と仲良くなって笑顔が見られるシーンもあり、徐々に成長することが期待される。

もう1人のヒロインの櫛田は心に深い闇を抱える生徒で、重要な存在。

今後も長く台風の目になる。

放課後に学校の屋上で悪口を吐く女子の櫛田はかなりインパクトがある。

櫛田はクラスではいつも明るく誰にでも優しい生徒だが、裏では大多数のことをさげすんでいる。

櫛田と関わり合いたくないと思うと人が多いかもしれないが、個人的には表裏があるヒロインは好き。

綾小路と周りのキャラクターたち

引用元 © 衣笠彰梧・KADOKAWA刊/ようこそ実力至上主義の教室へ製作委員会

赤点を取ることで退学になると知って、綾小路はクラスのために動き始める。

そんなときに、櫛田が仲間に加わったことで綾小路とは微妙な関係になる。

また、堀北と櫛田、綾小路のグループが出来たがいつまでその関係が続くかは分からない。

綾小路の圧倒的な強者感と実力を隠そうとしていることはよく分かるが、自分から足跡を残すような行為をしているのは謎だ。

小テストで一番難しい問題を選んで解くことがよく分からないし、入学試験の点数が全て50点ということも、なぜそれをする意味があったかも分からない。

いづれこの謎が明かされるのだろうか。

よう実は、主要キャラクターたちの戦略的な頭脳戦と心理戦が見どころだと思う。

Dクラスのギリギリの戦い

堀北が赤点候補生に補習を提案したり、綾小路が先輩から過去問をポイントで購入したりすることで、中間試験の赤点脱出まで、綾小路の活躍が面白い。

須藤が英語の試験で赤点ラインを越えられず、退学の危機に陥った時、綾小路が茶柱先生からのポイントを購入して退学を回避するといった流れもルールの穴をついたようで面白い。

さらに、茶柱先生がポイントを付与する権限を持っていることも明らかになった。

この作品は、ルールの穴をついたり、奇想天外な思考をして試験を切り抜けていくところが面白い。

まとめ

ストーリーはかなり面白く、綾小路の頭脳戦とヒロインたちの絡みが面白いと思う。

アニメ1期で描かれている部分なので、アニメで十分だと思う人もいるかもしれないが、アニメで描かれていないことも多くある。

そして、アニメ版とは違う部分もあり、そこも見どころ。

ようこそ実力至上主義の教室へ 1年生編1巻 (MF文庫J)
 

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