【よう実】1年後の一之瀬帆波への介錯の意味 退学させるのか?それとも救済に動くのか

引用元 ©ようこそ実力至上主義の教室へ/衣笠彰梧/トモセシュンサク/MF文庫

1年生編の11.5巻での、綾小路が口にした一之瀬への介錯の意味することを考察する。

その言葉が出たあたりから、綾小路の移籍が濃厚になったので、2年生編の中でも重要な内容になると思われる。

各クラスの協力関係も気になるところ。

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現在の一之瀬の状態

登場当初はBクラスのリーダーで優秀だったが、1年生編も後半に近づくにつれて、他クラスの成長に追いつけずに、ポイントを落とし始める。

決定的に他クラスとの差が出始めたのは、強制退学試験で退学者を出さないために2000万ポイントを消費してしまったことと、龍園率いるCクラスに手ひどく敗北したことだった。

その影響で一時期の一之瀬クラスはかなりの貧乏生活をしていたようだった。

そのようなクラスメイトを助けるために、ポイントを使うことが今後に起こればクラス内でも反発が広がりそうだ。 

そうなれば、神崎の考え方に同調する勢力ができてもおかしくはない。

2年生になっても状況が好転するどころか、最初の試験でCクラスに転落した。

無人島試験では龍園が途中リタイアしたことで、坂柳と同盟を組んで作ったグループが3位になりポイントを重ねたが、一年前のBクラスとは立ち位置は同じでも他2クラスと横並び状態に。

その上では高円寺が300ポイントを取っており、他クラスにつけられた差を縮めることはあまりできなかった。

そして、今まではずっと下にいた堀北クラスが他クラスができなかった退学者を出す選択をしたことによって、安定のBクラスから転落する。

春休みの綾小路と一之瀬

学年末試験が終了した春休みに、一之瀬が自分のリーダーとしての力に疑念を抱いて綾小路に相談した場面があった。

入学当初は学級委員などの役職を自分たちで作ったりと、どこのクラスよりもまとまりのあったBクラスは下がってきていた。

その時に一之瀬は

私がもっとうまく立ち回っていたら、Bクラスは今よりもずっと沢山のポイントを持っていたと思ってる

ようこそ実力至上主義の教室へ1年生編11.5巻より

とかなり自信なさげなことを口にしている、

それと同時に、綾小路に絶大な信頼と恋心を寄せていた。

普段はリーダーとしての強さを感じることも多いが、綾小路の前だけで見せる弱さだったり優しさは、見ていて、ほっこりする(笑)

介錯について

一之瀬が綾小路に弱音を吐いたその時に、何かを思いついたようだった。

そして綾小路は

なあ一之瀬、来年の今日こうして会わないか?

ようこそ実力至上主義の教室へ1年生編11.5巻より

と何とも思わせぶりなことを口にする。

そんなこと言われたら、一之瀬が好きになっちゃうよね(笑)

と何とも思わせぶりなことを口にする。 ただこれを聞くと愛の告白をするのだと考えてしまうが、そんなことは無いだろう。

何を考えてこの発言をしたのか?

一年後の一之瀬の状況を見て、助け舟を出すのか、それとも何もしないのか、もしかすると恋愛に発展するように布石を打ったとも考えられる。

迷える子羊の最後に、何とも考えさせられる言葉が書かれている

だが……もしも没落してしまうようなら、その時の『介錯』はオレがする。

ようこそ実力至上主義の教室へ1年生編11.5巻より

その解釈の意味は辞書の上で2つの意味があるようだ。

1.つきそって世話をすること。

2.切腹する人の首を切りおとすこと。

2つの意味が大きく異なるため、困惑させられる。

1. つきそって世話をすること。」

この一つ目の意味が、綾小路の移籍の可能性を強くしている。

2年生編に入って一之瀬に今もクラスポイントを貯めているかを聞いたり、一之瀬クラスの生徒を助けたりするなど、サポートするような行動が目立つ。

この状況が続くならば、成長した堀北クラスに居座り続けるのではなく、課題が多い一之瀬クラスに移籍して、今まで裏でクラスを支えてきたように、一之瀬のクラスも支えることになるのではないだろうか。

2. 切腹する人の首を切りおとすこと。 ということならば、綾小路の手で佐倉のように一之瀬のことを退学させることを意味するだろう。

満場一致試験で佐倉を退学させるまでは、この説はほぼないと思っていたが、可能性はかなり高くなった。

落ちるところまで落ちた一之瀬のクラスにとどめを刺すことは容易いだろう。

ただ、こうはなってほしくないとは思う。

まとめ

一年後に綾小路の部屋で互いに過ぎた2年生での出来事を語り合うのだろうが、その時に退学させることはあまり考えられない。

オレはおまえが退学になることは絶対に許さない

ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編2巻より

この言葉を見ると、退学にさせることは無いと思わせてくれる。

しかし、一之瀬の1年間の行動を観察して、成長の資質がなければ退学にさせる可能性もある。

ただ、綾小路は一之瀬のことを他にはない才能を持っていると陰ながら評価しているので、資質はすでに持ち合わせていると思っていいだろう。

ようこそ実力至上主義の教室へ 1年生編4.5巻 (MF文庫J)
 

一年後の綾小路と一之瀬の会話の理想は、一年前から移籍することを考えていたことを告白して、3年生からはお前のクラスでAクラスを目指すと、伝えることだ。

そこに留年した鬼龍院も加われば、再び4クラスの拮抗したアツい戦いを見られるだろう。

今までに提示された情報をもとに考えるならば、綾小路鬼龍院一之瀬クラスの可能性が高い。

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